食べ物こぼれ話

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沖縄では採れない昆布が、郷土料理としてよく食べられているのは?

昆布は沖縄の郷土料理でよく食べられていますね。しかし昆布は沖縄では採れません。なぜ北海道から遠い南方の沖縄の地で、日常的によく食べられる食材として根付いているのでしょうか?昆布が伝わった歴史をたどると、壮大な「昆布の道」が見えてくるのです。
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鹿児島ではウンベと呼ばれる郁子(むべ)は無病長寿の霊果?

郁子は、砂糖がない昔は甘い果肉は甘味料として、そして食べると、なぜか元気が出てくるスタミナ果実ということで、無病長寿の霊果として重宝されていたようです。民間療法で、強心・通経・抗炎症作用、腎臓炎や膀胱炎・浮腫などの薬としても使われてきました。
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日本で鶏の生卵が食べられる理由【後編】→販売店→購入者

販売所の取り組み、そして購入者が安全に生卵が食べられるように気をつけなければいけない保存方法などを紹介します。どんなに衛生面に気をつけて安全な卵を届けても、購入者が保存方法を間違え腐らせたりして、生卵が食べられないのでは意味ないですもんね。
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日本で鶏の生卵が食べられる理由【前編】養鶏場→GPセンター→販売店

ほとんどの国では鶏卵を生のママでは食べません。というか、食べられません。それなのに、日本では生で卵が食べられるのは、サルモネラなどの食中毒菌を排除する、世界一ともいわれる「日本独自の徹底した衛生管理」のもとに生産されているからなのです。
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鹿児島で端午の節句によく食べられる、あくまきは、ちまきのルーツ?

もともと中国から伝わったちまきは、蘆の葉でもち米を包んで、灰汁で煮たモノだったらしく、すでに灰汁で煮ています。ですので、灰汁で煮て作る「あくまき」は、中国から伝来し日本で最初に作られたちまきの、大きさは違いますが、ほぼ原型なのです。
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黒糖は甘いけれども、歴史的には‥‥

薩摩藩は奄美群島の年貢を米から当時非常に高価だった黒糖に代納させます。何か植えられる土地は全てサトウキビ畑に変えられ、そして出来た黒糖は1滴残らず年貢として納めさせました。島民の食料は毒のあるソテツしかない状態で、黒糖地獄と呼んでいました。
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静岡の緑茶物語。明治時代に静岡入りした旧幕臣が開墾し茶畑を拡げる

お茶といえば「静岡県!」と答える人はまだまだ圧倒的に多いでしょう。1970年代、鹿児島県が本格的なお茶栽培に力を入れ始めた頃、静岡県に色々アドバイスをしていただいたそうなので、静岡の茶栽培の歴史についても、簡単に説明してみようかと思います。
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サツマイモの新品種「みちしずく」を育成した研究所が、想像以上に大きかった

サツマイモ基腐病に強い新品種みちしずくを育成した「農研機構」とは、日本の農業(畜産を含む)全般と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。現在食料の自給力向上と安全保障や輸出の拡大などを目標に活動しています。
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福山の酢造りと薩摩藩の財政改革を支えた、薩摩の二人の豪商

薩摩藩が莫大な借金を返済し、それどころか倒幕への資金まで持てた背景には、薩摩の二人の豪商の活躍があります。福山の豪商・厚地次郎右衛門と、指宿の海商人・浜崎太平次です。そこに福山の酢造りが盛んになった理由があるようです。